ロレックスのサブマリーナ16613LBは2009年に初めて作られました。 1953年にRef6204としてリリースされたサブマリーナは、ダイバーズウォッチの原点でもあり象徴的存在としても知られています。 最初は100mの防水性能であったのに対して、Ref.16613LBにおいては300mまで防水性能を向上。 さらに逆回転防止ベゼルの採用や道具無しで最長2cmまで伸ばせる、グライドロックエクステンションシステムなどダイバーズウォッチとしての特長をより伸ばしています。素材はロレゾールと呼ばれる904LステンレススチールとK18イエローゴールドのコンビモデルであり、ダイバーズウォッチの王者と呼べる風格感がさらに強めていることに成功。 904Lステンレススチールとは不動態皮膜により錆や腐食に耐えうる力が強く、金属アレルギーも起こりにくいです。 ステンレススチールの中でも最高ランクなのが904Lで化学産業にも採用されています。ただ加工が困難でコストも高くなるのであまり採用されておりません。K18イエローゴールドは75%の金に銀や銅にパラジウムも混ぜています。純金の弱点である強度性をカバーし、見た目的には明るい黄色みがかったものとなります。またK18イエローゴールドは日本人の肌に合う色合いと呼ばれています。また1989年から2009年の間に製造されたRef.16613を代を継いでいるモデルでもあり、Ref.16613にはなかったセラクロムベゼルを採用。 セラクロムベゼルは傷が付きづらい上に耐蝕性も高く、さらにインデックスにはゴールドやプラチナの粒子を、物理蒸着や乾式メッキとも言うPVD加工をしています。 実用性だけでなく見た目のゴージャスさと見やすさも両立していることになります。 サブマリーナーの現行モデルにも採用のセラクロムベゼルなので、いかに優れているマテリアルなのかが分かります。

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