ロレックスのデイトナ116509Gは2004年から製造されています。巻き上げた主ぜんまいが止まるまでのパワーリザーブは72時間で、現在の腕時計の主流でもあります。その72時間を可能にしているのが、デイトナ116509Gにも採用されているロレックス独自設計のCal.4130です。Cal.4130は2000年に誕生し、自社の時計内部の駆動機構を作ったのはロレックスとしても革新的な出来事になります。それまでZENITHのエル・プリメロを元にしたCal.4030が使われていましたが、Cal.4130が現行モデルのスタンダードです。Cal.4030と比べると使う部品の数を大幅に減らし、伝達効率も上げてまたメンテナンスも簡単にしていると言う特長もあります。2007年にはパラクロムからブルーパラクロムに変えたことで耐衝撃性を10倍上げ、また温度変化にも強く製造も容易にしています。ちなみに文字盤の中にある小さな3つの円はインダイヤルと呼びます。インダイヤルには日付表示や30分積算計や小さな秒針を意味を持つスモールセコンドなど色々な機能があります。ただロレックスのデイトナ116509Gの場合日付表示機能はありません。なお2004年にはロレックスのデイトナ116509も発売されていますが、大きな違いはインデックスに散りばめられた8粒のダイヤモンドの有無です。ロレックスのデイトナ116509もロレックスのデイトナ116509Gも現行モデルになります。両方の新品と中古の相場を比べてみると、あまり値段に差はありません。

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